きものの為に山ごもり
2009年 05月 02日
思うでしょうが、今日ご紹介する『ぜんまい紬』のぜんまいとは
春の山菜で有名な「ぜんまい」がまだ開ききっていない
いない、外側のフワフワした部分だけを摘んで
織り込んだ紬です。
山菜のぜんまいはこんな感じです。(HP 北信州の道草図鑑より)
そして、出来上がったものがこのような感じです
横糸の一部に、濃い茶色に見えるところがありますが
そこが、ぜんまいです。
本当に、柔らかいぜんまいの綿しか使えないので
摘み取る時期も、ほんの僅かしかありません。
以前、お会いしましたぜんまい紬の職人さんは
『ぜんまいが取れるシーズンは、ほんの少しなので
2週間くらい山ごもりして、ぜんまいだけを摘んでいます』と
話してくれました。
毎年、少しずつ取れるぜんまいの量が減っているそうです。
そんな職人さんの、苦労を経て出来た”ぜんまい紬”ですから
素朴な、感じがしていいですね。
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