まだ、早いかもしれませんが早い者勝ちですよ!
2014年 02月 25日
お時間のある方は、ぜひいらしてくださいませ
札幌は未だ、外は雪国ですが日に日に春らしい陽気に近づいています。
昔はゆかたといえば、お風呂上がりのくつろぐ着という場面が多かったのですが
近年は、完全にファッションとしてその地位を確立していますね。
さて、当店では量販店で大量生産されている外国製の浴衣ではなく
国産の、伝統的な技法でのゆかたを年々力を入れて取り組んでおります。
先日、京都へ出張に行った際にもたくさんのゆかたをオーダーしてきました。
一般的に、ゆかた=木綿のイメージですがゆかたにも
綿麻、綿紅梅、麻、最近ではポリエステルなどの素材でもゆかたがあります。
ただ、ポリエステルのゆかたは正直言って”暑い”です(笑
自宅で洗えるというメリットはありますが、せっかく暑い時期に涼を求めて着るのに
逆に熱い思いをしてしまうので、涼を求める方には私個人的にはあまりオススメは致しません。
涼を求める方にでしたら、私は小千谷ちぢみをオススメいたします。
素材は麻。 小千谷ちじみのいいところは、自宅で気軽に洗うことができます。
実は、私自身も20年近く小千谷ちぢみの愛用者で麻素材なのでサラリとして
大変着心地が良く、着れば着るほど体に馴染みます。
流行の最先端のゆかたが欲しいという方は、そういうゆかたをオススメいたしますが
小千谷ちぢみは最先端の柄付はすくない代わりに飽きがきにくいので
私のように数十年単位で着ても飽きが来ないのがいいところです。
今回ご紹介させていただいた画像は、その小千谷ちぢみの名古屋帯です。
テーマは『紫陽花ブルー』
すっきりとした色使いが、私自身も大変気に入っています。
画像でたくさんの”シワ”が見えると思います。
このシワは、ぬるま湯につけながら手揉み加工を施します。
麻は、シワになりやすいと言われますが最初の段階で
このように加工をして、あえてシワ加工をすることにより
シワを目立ちにくく、シワの凹凸により触感がよく、風通しが良くなります。
実際私の場合、本当に暑い時は上半身に何も着ないでそのまま
小千谷ちぢみを着ますが、このシワの凹凸のおかげで
シワの頂点しか、肌に接することがなくそれ以外は通気性が
大変いいので、蒸し暑い時でも大変快適に過ごすことができます。
いいゆかたは、着物と同じ広衿にしてお仕立てすることをオススメいたします。
最近、着物の書籍にも数多く取り上げられていますがいいゆかたは
ゆかたとしてだけではなく、夏襦袢、夏帯、帯〆、帯揚に白足袋を
履くとワンランク上のお楽しみができます。
もちろん、小千谷ちぢみもそのようにお召いただくことができます。。
当店は全国的に海外でのハイテクミシン仕立てが、年々多く
なってきておりますが出来るだけ日本人の職人さんに育っていただきたいので
日本人による国内手縫いにこだわっていますので、あまり数多くのお仕立てが
一時期に集中してしまうと、正直厳しいものがございます。
特に、ゆかたのように季節限定でのお仕立てとなると
「暑くなってきたから、そろそろゆかたを作ろ」という時期になってからご注文を
頂いた時に、お仕立てがゆかたの時期に間に合わない時がございますので
今年はワンランク上のオトナゆかたを!とお考えの方は
お早めのお仕立てをオススメいたします。
当店は、例年でしたらゆかたは6月に入らないと店頭には並びませんでしたが
この数年は4月からご注文をいただけるようになりました。
今回ご紹介の、この帯は4月から店頭に並ぶ予定で
先日、ゆかた、夏着物関係の第一弾として入荷してまいりました。
温暖化で、毎年全国各地で夏の期間が長くなってゆかたを着る時期が
長くなってきて嬉しい限りですが、お仕立てのことを考えるとオトナゆかたは
お早めにお考えになられたほうがいいと思います。
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