札幌・道央エリア初の着物専門店での竺仙展開催
2016年 11月 02日
お世話になっている竺仙さんに伺い竺仙号に
乗せていただき職人さんの工房へ・・・
紫の竺仙号は目立ちます
当店のオリジナル染めを竺仙さんにお願いしているので
その、仕上がり具合の確認や
11月17日(木)~20(日)に当店で開催される
『竺仙展』の商品の打ち合わせもしてきました。
別なメーカーさんとも来年の
ゆかたの打ち合わせもして
大変充実した出張となりました。
また、日本橋で開催開催された
『きものサローネ』にも二日間参加させていただきました。
色々な業界の方とも交流させていただけて
更に『和の輪』が広がりました。
今回は竺仙さんも当店初開催の
『竺仙展』に向けて強力なご協力もいただけるとの事で
私も大変楽しみにしています。
『竺仙』と聞くとゆかたをイメージされる方も多いですが
東京日本橋にある江戸小紋・本紅型・シャレ帯・ゆかた等を扱い
創業は江戸時代末期、天保13年(1842年)の老舗。
ゆかたを中心に、各書籍、TV、テレビCMのモデル着用も多く紹介され
ゆかた初心者着物通の方まで全国的にご存知の方も多いと思います。
今回、竺仙さんの全面的なご協力も得て
札幌を含めた道央圏でのきもの専門店では初の
『竺仙展』を開催させていただきます。
・と き:2016/11/17(木)~20日(日)
入場受付:10:00~19:00
(19:00迄にご来店の方は20:00迄)
・ところ:島屋呉服店特設会場
札幌市中央区狸小路八丁目島屋ビル1F(南3西8ー11)
今回の竺仙展で出品予定の、職人さんのお品を
少しだけご紹介いたします。
18日(金)~20日(日)は竺仙さんからも商品説明の方が
お越しになられますので、じっくりお話を聞いてお楽しみいただけます。
竺仙さんの職人さんに、当店オリジナルカラーで
オリジナル江戸小紋を染めてもらっていますので
そちらも、まもなく染め上がるのでお楽しみに!
今回、竺仙さんの工房を見学させていただきましたが
ちょうど、当店の小紋を染めている途中でした。
仕上がりは、こちらと色合いがガラリと変わってきます。
通常、江戸小紋は生地のしぼがあまり大きく無い
浜ちりめんを使うのが一般的ですが
そこを無理を言って、私が選んだバラ柄の地紋の入った
生地を使って、私が選んだ配色を調合していただき
染めてもらえる事になりました。
では、ここからは今回の竺仙展で展示いたします
竺仙さんのこだわりの職人さんの手仕事の商品のホンノ一部を
ご紹介させていただきます。
こちらの江戸小紋をご覧ください。
とても珍しいおしゃれな柄です。
この江戸小紋は、2枚異なる柄の型紙を使い
染めると、この様な柄になります。
この反物の白い部分に、ひし形に染められている
柄が2つありますが、その一枚ずつが
型紙で、その2枚の型紙を使い染め上がると
柄が合い、このような素敵な江戸小紋になります。
この写真は少ししわがありますが
工房から染め上がってきたばかりで、これから仕上げをして
綺麗にしてます。
こちらはお色違い。
お色が変わると、雰囲気ががらりと変わりますね。
2枚の型紙を使うのですが
その際に、髪の毛一本分のズレがあっても
この柄にはなりません。
熟練の職人技が必要となる、江戸小紋です。
こちらの縞は、本当にオシャレな縞です!
江戸小紋ではなかなか見ない粋な配色ですね。
”あっ、この着物見たことあるかも!”と思った方もいらっしゃると思いますが
某書籍で有名な方が自分のきものを紹介する際にお召になっていた江戸小紋です。
お色違いだと
どちらも、人間国宝さんの作品!もちろん、
江戸小紋の定番 万筋 角通し 鮫小紋もございますがせっかくなので
あまり見ないものだけの一部だけブログでご紹介しております。
竺仙さんといえば、沖縄県の伝統工芸品『本紅型』も有名です! しかもお安い(^O^)/
琉球紅型は、京紅型、江戸紅型の源ともいわれ
京紅型、江戸紅型は主に染料で染めるのに対して
琉球紅型は顔料を使って染めます。
☆顔料と染料何が違うの?
詳しく書くと長くなるので、当店にいらしてください(笑
竺仙の琉球紅型は知念紅型研究所の本紅型。
紅型作家の中には、かつての琉球王国士族の使えた紅型三宗家と
呼ばれる工房を持つ作家がいます。
知念家、城間家、沢岻(たくし)家がその紅型三宗家と呼ばれています。
知念紅型研究所はその紅型三宗家の知念家の作家・知念貞男により創設されました。
紅型は、京紅型、江戸紅型から比べると
原色に近い色を使い、比較的明るめの色合いが多いのが特徴。
色の分だけ、型があり片手に2本の刷毛を持ち
染めて行きます。
さて、また江戸小紋に戻ります。
こんなしゃれものも!
私はこれを見て、まるで、エイ革の様かとおもいました。
エイ革の草履は私も欲しい高級品です。
これが、エイ革の草履です。
竺仙は粋なおとこもののゆかたを染めるのでも有名ですが
今回は、粋なおとこものの着物もご覧いただけます。
シンプルなものから、他ではなかなか見られない
手の込んだものまでございます。
きものでも羽織にしても、バッチリ粋に着こなせます。
あなたがお持ちの帯にもバッチリです!
男物にしては、あまり見ないこんな珍しい色柄の小紋も
これらは「しけびき」という技法で染めています。
生地は良質な縮緬を使っているので
馴染みがとてもいいのが特徴です。
今度は、ちょっとおしゃれ帯をご紹介します。
こちらは、手描きちりめんの名古屋帯
ピエロが印象的です。
お太鼓柄には、この楽しそうなピエロがきます。
こちらも、楽しい柄ですね。
象さんの当たりが中心柄になりますが
象さんの上下にも柄が伸びているので
あえて、そちらを柄にして
象さんをお太鼓柄の上部や下部に持ってきて
お太鼓柄にしていただくこともできます。
そして、これからのシーズンだとやっぱりこの柄ですね!
サンタクロースをメインとした
クリスマスシーズンの名古屋帯。
着物に関しては古典的な江戸小紋のイメージがある
竺仙ですが、こんな楽しい帯も染めています。
また、古典柄でも明るい色使いのこんな帯も!
きもの次第で、お召いただける範囲が
広がる古典柄で、色彩もとても綺麗です。
もちろん、竺仙こだわりの手染。
こちらの帯も、お茶をされる方にも人気。
植物が描かれている文様に、水流柄があると
植物が水を得て、生き生きと育つということもあり
古くから吉祥文様として、描かれています。
地色に目を魅かれたのがこちらの名古屋帯
この地色に、この配色は柄が引き立ちます。
紬の生地にも、型染のおしゃれ帯も。
また、私が自信を持ってお客様にご覧いただきたいのが
”お買い得な価格” これだけ職人さんの手がかかっていて
この金額?!と思ってしまいます
どなた様もお気軽にご来場ください。
※土日は時間帯によっては、大変込み合いますので
ご来店ご希望の方は、コチラよりご来場予定時間をお知らせください。
ご予約で、混雑している場合はお知らせいたします。
今回のブログで、ご紹介させていただいた竺仙の商品は
当店で、展示させていただくごくごく一部です。
期間中は、まだまだ商品がございますのでお楽しみに!
よろしければ、下のアイコン3つのをクリックして応援お願いします↓
私、店長がときどきつぶやいています
ツイッターはこちら
★島屋呉服店 Official Homepage: http://www.simaya.net/
★お問合せ・ご感想等は:ken◆simaya.net
(迷惑メール対策の為◆印を@に変えて下さい)
コメントいただきまして誠にありがとうございます。
今回、お江戸に行った際に竺仙さんの職人さんと
お会いして、色々とお話しさせていただき勉強させていただきますます、職人さんの高度な技術のお陰なんだと再確認しました。
綺麗な商品があるのは、それを作ってくれた職人さんがいるからこそなんです。
桑の葉を育てる方、糸となる繭を育てる方、繭から糸を作る方、糸を織る方、染料を作る方、型紙を掘る方、型紙を使い染める方、染めた生地の仕上げをする方・・・・
たくさんの専門職の方のお陰ですね。